大会長挨拶
第45回日本産婦人科医会性教育指導セミナー全国大会
大会長窪田尚弘
静岡県産婦人科医会会長
第45回日本産婦人科医会性教育指導セミナー全国大会を、静岡県産婦人科医会が担当することとなりました。この全国大会は日本産婦人科医会が主催する重要なイベントの一つであると思っております。今回静岡県が担当させていただくことは大変光栄であり、石渡会長をはじめ会員の先生方には厚く御礼申し上げます。
会期は令和5年7月30日(日)、会場は静岡県コンベンションアーツセンターグランシップ(静岡市)にて、テーマは「多様性に寄り添う性教育」で準備いたしました。
私たちのまわりには、人種、性、職業など様々な多様性があります。成熟した社会とはこういったあらゆる多様性に適応できる社会であり、多様性に対応できる発展した社会において真の人類の幸福の実現が可能なものと考えます。しかし、残念ながら我が国は多様性への理解や対応が他の先進国に比べかなり遅れていると言わざるを得ません。
今回はこの様々な多様性に寄り添い、お互いを認めあったうえでの性教育、さらに教育全般について皆様と考えていきたいと思います。基調講演では蟹江憲史先生にSDGsの一般的な知識、目標項目にあるジェンダー平等、貧困、教育機会の確保、さらにお互いの多様性を認めた共生社会を構築し、持続可能な教育のあり方等について総論的に講演いただく予定です。さらに、教育講演およびその後のシンポジウムではその内容を掘り下げ、各論的に、様々な立場の方々から「性の多様性」についてご講演いただく構成で、会を進めてまいりたいと考えております。本大会は産婦人科医師のみでなく、小児科その他科医師、看護職、教育関係、行政職等の方々にもお声をかけております。職種を超えた活発な意見交換が行われ、有意義な会になることを祈念しております。
前日には県民公開講座として「『多様性に寄り添う」ってどういうこと?』と題して、東京都世田谷区立桜丘中学校元校長の西郷孝彦先生(校則、定期テスト、制服、いじめ、不登校をなくし笑顔あふれる学び舎をつくった)、またトランスジェンダーの方のご講演を予定しております。問題提起させていただき、県民の皆様のお役に立てればと思います。
幸いなことに現時点では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大は沈静化傾向にあり、感染症法上も5月8日から5類感染症に変更されます。今大会の開催形式は、基本は現地開催を主体に計画を進めております。なお、後日オンデマンドでの配信も予定しておりますので、当日現地参加が難しい方は、配信を視聴いただけます。静岡は東京駅から新幹線で一時間程の近距離にあり交通アクセスは良好です、また大河ドラマ「どうする家康」で盛り上がっております。どうすると思ったら迷わず静岡に足を運んでください。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げておりますと共に、実り多い全国大会となりますように、メンバー一同努力してまいりたいと思います。